GTDで効率的に勉強をすすめましょう!

「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ。ああ、もう時間がいくらあっても足りないよ!」

受験生ならそんな気持ちになったこと、数え切れないほどありますよね。でも、焦るばかりで勉強はぜんぜん進まない。時間だけが過ぎていき、もう自己嫌悪でいっぱい、、、。そんな悪循環から抜け出すために、すべきこと(タスク)を上手に管理する方法をご紹介します。

マルチタスクは効率を大幅にダウンさせる

まず、前提として「複数の仕事を同時に行うマルチタスク」は一見効率的にみえて、実際の生産性を40%低下させるといわれています。習慣化された行動(歩きながら考え事をするなど)は別として、基本的に人間の脳はシングルタスクにしか集中できません。今、解剖の勉強をしているとしましょう。その最中に「そういえば衛生の試験も近いから見直しておかなくちゃ」と思うこと自体がすでにマルチタスク。脳が別のことを考えるときのスイッチングによって、集中力は一気に低下し、効率が激減します。さらに「あれもやらなきゃ」「あれ?何か別にもやるべきことがあったような、、、」という切迫感は人を消耗させます。効率は下がるし、ストレスはたまるし、いいことは一つもありません。

GTDでタスクの整理と管理をしましょう

GTD(Getting Things Done)はマルチタスクを避けるのにとっても有効です。(さらにアイデア整理にも活かせるので、お仕事ができる人への第一歩にもなります)具体的なやり方を見ていきましょう。

インボックスにタスク(すべきこと)を書き出す

まずは頭の中にあるタスクを一度、すべてインボックスに移します。これでもうタスクを覚えておく必要は無くなります。最初にするときには時間がかかると思いますが、とりあえず頭をからっぽにできるところまで、全部インボックスに書き出します。次回以降は、思いついたときや一日のはじまりに、新たに生じたタスクを書き出していきましょう。※2分以内で完了するタスクは、できればその場で処理しましょう。タスクをインボックスに入れて管理するためには2分以上必要となります。

インボックスの中のタスクを整理する

まずはずらっと並んだタスクの中で優先度が高いものに「優先マーク」をつけましょう。すべてのタスクの優先度を振り分ける必要はありません。先にすべきことがピックアップできればそれで十分です。
次に、優先マークをつけたタスクを「すぐに行動に移せる具体的なタスクに分割」します。例えば「薬理をマスターする」というタスク。大きすぎるし、すぐに行動するには具体性がありませんので「薬理の教科書を読み直す」「薬の副作用をカードにまとめる」「相互作用を暗記する」という感じに、具体的ですぐ行動できるようなタスクに分割していきます。さらに、GTDをうまく回すためには「タスク完了→チェックマーク記入」という達成感も大切なので、ひとつのタスクはできれば30分〜2時間程度で終了するものにするのがオススメです。

優先度が高いタスクの期限を決める

スケジュールを考えながら、分割したタスクに期限を入れていきましょう。これで準備は終了です!

一日のはじまりに

今日すべきことはタスクの一覧をみれば一目瞭然です。それに従って、どんどん行動していきましょう!

GTDにおすすめなアプリ Todoist

GTDの素敵なところは、自分の頭を空っぽにして、集中すべきことに全力を注げること。またタスクを整理しておけば、行動を起こす度に「次は何をやろうかなー」といちいち考えなくてすむこと。
でも、ここまで読んでみて「うーん、、、効果はあるのかもしれないけど、めんどくさそうだなぁ」と思ったあなた!正解です!!これを紙でやろうとしたら、なかなか大変で、挫折すること間違いなしです。

このめんどくささを回避し、強力にサポートしてくれるアプリが Todoist です。
リピートのタスクも簡単に作れるので「毎日30分衛生を見直す」みたいなタスク管理も可能ですし、期日に間に合わなかったタスクを自動的にリスケジュールしてくれるのも便利!
PCからもスマホからも使用でき、デザインや使い勝手も良いので、これからGTDを試してみようかなと思っている方には本当にオススメです。(さらにほとんどの受験生は無料版で十分だと思います)
Todoistnのダウンロードはこちらから

「要領がわるい」と悩んでいるなら、ぜひ試して

この記事の冒頭で、マルチタスクは40%も生産性を下げるとご紹介しましたが、これはあくまでも平均値。これまでに指導した受験生の中には半分以下にまで低下してしまう人も少なくありませんでした。皆さんの中にも、そういうタイプの方は確実にいるでしょう。

でも、そのことに落ち込む必要はありません。
その弱点を回避する方法も、サポートしてくれるアプリもあるのですから。
悩んでばかりいてもはじまらないし、勉強時間を増やすのも限界があります。
根性でなんとかするのではなく、すでに全世界で数多くの人が成功しているやり方でスマートにクリアしましょうね!