300人に1人の不運にみまわれないように

どんなに問題が解けても、正しくマークされていなければ1点にもなりません。今一度、マークチェックの方法を確認しておきましょう。

上記の記事で特に意識してほしいのが「機械的なマークチェック」。作業は可能な限りシンプルにして精度をあげましょう。ここでの最優先事項は「正確性」です。

本番でマークミスをする可能性は

恐らく、受験生の多くは模擬試験の際にマークチェックも行っているでしょう。

「何を今さら」と思われるかもしれません。

でも本番でマークミスをする人、そしてそれが原因で失敗する人は毎年必ずいるのです。

経験則ですみませんが、本番でマークミスをする人はおおよそ100人に1人、それが残念な結果につながってしまう人はおおよそ300人に1人程度います。

必修がギリギリ、でも自分が選んだ解答なら何とかいけるはず。なのに発表後の成績通知をみると1点足りない。もうマークミス以外にはありえません。

こんな事故が起こる可能性は確かに低いです。でも、万が一それにぶち当たってしまったら、すべて終わりですよね。自分の未来を守るために、そして過去の自分を裏切らないために、やれることはしっかりとやっておきましょう。

マークチェックの時間は必ず確保

本番では問題を解くスピードがほぼ確実に下がります。一年をかけた大一番。慎重になるのは当たり前です。ただ1問あたりにかかる時間は自分でも意識できないほどの微増であっても、問題数が多いために合計するとそれなりの時間になります。そのため時間がギリギリになり、マークチェックを省いてしまうケースも少なくありません。ペース配分には十分に注意しましょう。

歯科国試本番では思わぬことが起こる

これまで必死にがんばってきたからこそ、何があっても結果を出したい。

誰だってそう思いますよね。だからこそ、当日平常心を保つのはなかなか難しいのです。

なるべくリラックスして臨もうと思っても、そう簡単に心のコントロールはできません。

当日は「いつもと違う自分」ということを、あらかじめ折り込み済みでいきましょう。気持ちが落ち着かなくても「そりゃそうだよね。そんなことは予想済み!」と流せるショックアブソーバーを皆さんの中に作っておいてほしいのです。

そして、いつもならしないようなミスをする可能性があることも折り込んでおきましょう。マークチェックなどの基本的な受験技術は必ず守らなければならない鉄則です。

こんな大変な時間もあと少し。本番も含め、あと10日で完全に「歯科国試受験生」であることを終わらせましょうね!