安易に睡眠薬を使わない
睡眠薬の使用は必ず専門医管理のもとで
受験期における睡眠管理について対策法の記事であげました。
睡眠をしっかりコントロールすることは、直前期であっても超重要です。
ただ、すでに気持ちが落ち着かず、夜ぜんぜん眠れないという人もいるでしょう。
眠りたいのに眠れない。その辛さはとてもよくわかります。けれど、安易に睡眠薬を使用することはやめてください。取り返しのつかない結果につながった事例もあります。
家族からの処方はさける
歯学部の学生さんは身内に医療従事者がいることも多く、必要な薬があればすぐに処方してもらえるでしょう。
そして医療従事者は「薬剤」に抵抗感が少ないため、わりとカジュアルに様々なお薬を使うことが一般的には多いです。
睡眠薬自体が悪いものではもちろんありません。
正しい診断のもと、正しく使用すれば何も問題ありません。
そのためには、きちんと精神科を受診し、歯科国試直前であることも伝えましょう。
薬の効き目は人により、またタイミングにより大きく変化します。この大切な時期にパフォーマンスが大きく低下しないよう、担当の先生と十分な連携をはかりましょう。
前日いきなり使用するのはダメ
これまで、すでに睡眠のコントロールのために薬を使用してきた人であれば、自分の傾向もわかっているでしょうから、大きな問題は無いでしょう。
一方、これまでに使用したことがないのに、国試前日にいきなり使うのはかなりキケンです。
「さすがにそんな人いないでしょ」
そう思いますよね。でも実際いるんです。
当日、なんだかいつもと表情が違う。話を聞いてみると「万が一眠れなくなったときのお守り」として家族からもらっていた睡眠薬を、前日あまりに寝付けなかったので服用してしまった。頭がぼーっとしている状態で、午前中の試験結果は散々、、、。
明日は大切な試験なのに眠れない。
ベッドの中でじっと耐えているけれど、悪いことばかり考えてしまう。
そうしているうちに、どんどん朝が近づいてくる。
その状況で思わず睡眠薬にすがってしまう気持ちもわかります。でも、やっぱりダメ。リスクが大きすぎます。前日に一睡もできなかったのに、きっちり合格した受験生なんていくらでもいます。そこはもう開き直ってしまいましょう。
それよりも、今のうちから朝同じ時間に起きることが超重要!できることから着々と準備していきましょうね。