試験場が公表されました
第114回歯科医師国家試験を含めて医政局所管国家試験の会場一覧(予定)が厚生労働省のHPで公表されましたね。
すべての資格試験の中で、歯科医師国家試験が一番最初。新型コロナ対応の混乱が無いことを祈るばかりです。受験生の皆さんは引き続き、体調管理につとめてくださいね。
会場近くにホテルをとるべきか
当日、寝坊や交通機関の遅延など、万が一があったら困るから、会場近くにホテルをとっておく人は多いと思います。
自宅から会場まで距離がある場合は、無条件に前泊が必要になるでしょう。
ただ、そうでない場合、例えば自宅から会場まで一時間くらいなら、必ずしもホテルを取る必要はありません。準備しておけば安心なのは確かなのですが、一方ホテル宿泊のリスクもあるんです。
緊張が強く出る人は「日常」を心がける
試験での緊張が強い人、すでに不安でいっぱいいっぱいな人はできるだけ「特別な環境にしない」ことが大切です。誰でも自宅が一番リラックスできますよね。ただでさえ試験当日は緊張しますし、前日眠れなくなることはめずらしくありません。
そこにホテルのような「いつもと違う環境」が加わると、緊張は倍増します。安心のためにしたホテル予約がかえって裏目に出てしまうことが少なくないんです。
いつものように自宅のベッドで寝て、いつものように朝食をとり、いつものように自宅を出る。毎日のルーティンに乗せ、自分をできるだけリラックスさせてあげる方が良いかもしれません。
それほど心配しなくても
当日、不測の事態でドキドキしたくない。その気持ちはすごくわかります。
ただ、私はこれまでの経験の中で「寝坊による受験生の遅刻」を見たことがありません。さすがに、皆しっかり起きて、しっかりと会場に来ます。(むしろよく眠れなかったという人が圧倒的大多数です)
どうしても不安だったら、親御さんにモーニングコールをお願いしても良いでしょう。
また公的な交通機関の遅延があった場合には、公平性を担保するために何かしらの救済措置が取られます。とはいえ、過去20年に渡ってそういった事例はほぼありません。
「ホテルをとっておけば良かった」と後悔するような事例は、私個人としては一例もみたことが無いのです。
もし迷ったら
まだ本番まで少し時間がありますので、直前の精神状態を推測するのは難しいかもしれません。
ホテル予約は宿泊の数日前まではキャンセル料がかからないことも多いので、とりあえず予約をいれておいて、直前に決定するのも良いでしょう。またキャンセル料くらいは必要経費と考えて、予約はそのままで、宿泊するかどうかは前日に決めてもよいと思います。
さてホテル宿泊のリスクの1つに「部屋の乾燥」があります。一般的にホテルのお部屋はかなり乾燥しています。
今回は万が一にも体調を崩すことの無いよう、お部屋に加湿器の設置があるか、もしくは加湿器の貸し出しができるか確認し、貸し出しの場合は宿泊予約と一緒に申し込みをしておきましょう。それが難しければ、ハンディタイプの加湿器を事前に購入して持ち込むことをおすすめします。