さあ1月

いよいよですね。今までのがんばりを試験当日に最高の状態で発揮するため、全力を尽くしましょう。

これまで何度もお伝えしてきましたが、仕上げ期である1月は「これまでやってきたことの徹底的な見直し」が鉄則です。せっかく覚えたのに忘れかけている項目が無いか、いろいろと頭に詰め込んだけれど整理されていない知識が無いか、がっちり見直していきましょう!

現役生の場合

厳しい卒業試験もそろそろ結果が出始める時期ですね。恐らく大学の先生からも伝えられていると思いますが、現役生の失敗原因で一番多いのは卒業試験をクリアしたことで一気に気持ちがゆるんでしまうこと。これまで「本当に卒業できるのかな」って相当なストレスを抱えてきたでしょうから、ゆるむ気持ちは本当に良くわかります。

卒業試験をクリアした現役生の合格率は80%。プラチナチケットを持っているようなものです。この数字を知っているからこそ「卒試通ればまぁいけるでしょ」と思ってしまうのでしょうが、ちょっと考えてみてください。80%って本当に安心できる数字でしょうか?
もしも「この飛行機は5回に1回墜落します」って言われたら安心できますか?
有利とはいえ、5人に1人は合格できないのです。気をゆるめている場合ではありません。現役生の最大の武器は勢い。ここまできたら、最後まで全力で走り抜いてください。

既卒生の場合

失敗を経験しているため、心配がつのっている既卒生は多いことでしょう。前回の歯科国試がトラウマになっている人も少なからずいると思います。

学習相談でも本番が近くなるにつれて、既卒生から「がんばれば本当に合格できますか?」という相談が増えていますが、安心して下さい。既卒生にまつわるおかしな噂は全部ウソです。点数さえきちんと取れば決して不利なことはありません。

失敗を経験していることは悪いことばかりではありません。国試本番のあの独特の緊張感の中で実力を発揮するためには、より丁寧に準備しておかなければいけない大切さを既卒生の皆さんは身を持って理解しています。既卒生の最大の武器は経験をもとにした丁寧な準備。それを最大限に発揮していきましょう。

ポイントゼミ更新しました

今回のテーマは「△肢の処理」。歯科医師国家試験対策では必須のテクニックですので、ぜひ参考にしてくださいね。また例題としては補綴問題をなるべく使用していきますので、補綴の知識もあわせてそこあげしましょう!