最良の2か月にするために

残り少なくなってきました。一週間後には残り2か月。まさに合否に直結する期間となります。自分自身の大きな課題は可能な限り12月中に片付け、1月は徹底的な見直しにあてていきましょう。

歯科国試合格に必要なこと

こちらの記事で「歯科国試合格に必要なことは6つある」ことをお伝えしました。

1 理解
2 暗記
3 練習
4 管理
5 分析
6 改善

この6つの要素を自分がきちんと満たしているか、ぜひこの機会に確認して、12月にしっかりと取り組んでいきましょう。

思うような成績が取れていない人は

まずは大前提として、日々の学習時間はしっかりと確保できているものとします。それでも成績が伸びない、不足している場合は1 理解、2 暗記、3 練習のいずれかに主な原因があります。

ここで注意していただきたいのが、多くの受験生が「1 理解、2 暗記」が不足しているのに「3 練習」ばかりひたすらやってしまうこと。過去問を何回もやっているのに、それが成績につながらないケースです。

1 理解、2 暗記」はまず最初のインプット。自分の中にしっかりと蓄えを作ってこそ「3 練習」(アウトプット)の成果があがります。

スポーツと一緒ですね。基礎練習なしに、練習試合ばかりやっていても上達はしません。

「3 練習」(アウトプット)の結果を1 理解、2 暗記」(インプット)に十分フィードバックしてください。

アウトプットの勘違い

歯科国試対策におけるアウトプットは上記のように「過去問」だったり「模試」がメインです。ただ、実はインプットの段階でもこまめなアウトプットは必須です。

たとえば「理解」

教科書などで「わかった」ことを「カンタンな言葉で説明(アウトプット)」できますか?
これができると、そこで学んだことは確実な理解となります。わかっただけでは足りません。せっかくそこまでやったなら、アウトプットを使って確実な理解にまで仕上げておきましょう。

たとえば「暗記」

暗記すべきことを眺めるだけで終わっていませんか?
覚えるべきことをインプットしたら、何も見ずに言ってみたり、白紙に書き出して(アウトプット)みましょう。

成績が上がらないケースでは、このこまめなアウトプットが不足していることが100%。大抵の受験生は「問題を使ったアウトプット」に偏りすぎているのです。

もちろん、理解にしても暗記にしても、すべての学習項目においてそこまで丁寧にやれとは言いません。模試などで正答率が高い項目だけで十分です。

問題を使ったアウトプットは効率が良いため、特に学習の初期段階においてはとても有効です。ただ、それだけでは確実な合格にはたどり着けません。この方法になれすぎていると、問題を使わないアウトプットに戸惑いを感じるかもしれませんが、効果は絶対的に保証します。伸び悩んでいるのなら、ぜひ12月に試してみてください。

比較的順調な方は

自分の中にしっかりと蓄えができていて、模試成績も良い感じであれば、あとはそのペースを本番まで守り抜くだけ。

4 管理、5 分析、6 改善を意識して残り2か月を過ごしましょう。

注意してほしいのは「5分析」

模試の全国成績がそれなりに取れていても、正答率が高い問題でミスが多くないか?模試ごとの偏差値に大きな揺れはないか?しっかりと分析し、「現状をキープすることが大切」なのか「12月に改善すべき点が残っているのか」確認しておきましょう。

もしも自分の分析に不安があるなら、WEB学習相談をぜひご活用ください。
一応、受付は年内まで、1月上旬に実施することは可能ではあります。
ただ、正直言って1月にできることは限られます。その時点の成績にもよりますが、残り時間が少ないと、根本的な解決は諦めてイチかバチかの方針を立てるしかないケースもあります。同じ料金を払うのであれば、効果が倍増する時期に使っていただきたいと思いますので、早めにご検討ください。

一番苦しい時期ではあるけれど

こんな苦しい生活もあと2か月で終わりです。GoToトラベルの再開も発表されましたし、コロナの状況によっては海外旅行なども可能かもしれません。終わったあとの楽しみを想像しながら、なんとか耐え抜きましょう。
「すごく大変だったけど、あの2か月があってよかった」そう思えるようがんばりましょうね!皆さんにとって最良のラストスパートになるよう、全力で応援します!