ゼロ模試に向けて
歯科国試対策のファーストイベント、ゼロ模試まであとひと月となりました。模試は「どれだけ良い準備ができるか」でその効果が大きく違ってきます。このタイミングでしっかり準備をはじめて、周りに大きく差をつけましょう!!
ゼロ模試は現役生にとって必須
通称ゼロ模試は麻布デンタルアカデミーが毎年5月に実施する「基本模擬試験」です。
▶︎基本模擬試験:麻布デンタルアカデミー
スタート時点の「自分の状態を把握」すると、その後の効率が飛躍的に向上します。特に現役生の場合、全国レベルで自分の実力を知ることができる大チャンスです!
「まだ全然勉強できてないし、どうせ良い成績も取れないだろうし、、、」
そんな感じで受験を迷っている人もいるかもしれませんが、総合順位とかは現時点においてどうでも良いので気にしないでくださいね。大切なのは「科目ごとの自分の実力を数字できちんと把握すること」です。
苦手な科目は自分でわかっているつもりでも、実際に全国的な数字で見てみるとギャップがあることも多々あります。例えば「矯正は得意!」のつもりだったけど、全国のみんなが点数が高く、意外に平均程度だったりします。
また「全然勉強できてない」なら、なおのこと、あえて〆切を作ることが大切です。
多くは大学単位で受験申し込みをしていると思いますが、そうでない場合はぜひ個人受験を検討してくださいね。
既卒生はきれいな成績を目指す
既卒生の場合は前年の模試や国試本番の成績で「自分の状態の把握」はおおよそできているでしょうから、次のステップである「合格基準ごとにムラがない状態」を目標にしましょう。
どの科目をどの程度やっておけば、合格基準ごとの順位がおおよそそろうのか?
これは当然、個人差があります。そして正解を知るためにはトライアンドエラーが必要です。プランニングして、実行し、結果を見て調整。これを繰り返すことで、自分にとって一番良いバランスが見えてきます。
漫然と勉強するのではなく、科目ごとにどの程度、準備時間を使うのか、しっかりと考えてみてくださいね。
また予備校に所属していない方は特にゼロ模試の受験をおすすめします。予備校の強みは色々とありますが、その中でも超絶重要なのは「日々、数字を意識できること」。ほとんどの予備校では毎日の講義でオリジナル問題演習がありますので、毎日それを受け、正答率や選択肢率を知ることができます。これって地味だけど、国試のメジャー感を作るのにはとっても大切。日々、そういった数字を知ると、自然に「ああ、ここはみんな知ってるところなんだな。」とか「この分野の知識はかなり足りてないな」といった理解が進みます。
予備校に所属していない場合は、その点が大きな差になります。全国の数字を手に入れられるのは模試の時だけですので、ゼロ模試も含めて全て受験しておきましょう。
まずは目標設定から
すべての科目で平均を超える
衛生と外科だけは上位1/3に入る
過去問演習が終わっていない科目を仕上げる
暗記事項をまとめて、しっかりと覚え直す
などなど
スタート時点ですから目標はなんでも良いと思います。自分の現状にあった目標を設定し、それを実現可能な形に整理しましょう。
例えば「すべての科目で平均を超える」ことを目標にするなら
苦手な補綴系に自習時間の半分を使う。外科とか衛生とか、暗記項目を忘れてる気がするので一通りは見直す
→それぞれにかける時間は1日○時間で、教材は○○と○○を使う。
って感じに計画を立ててくださいね。
みんながのほほんとしがちな時期だからこそ
新年度が始まり、「さあ、そろそろがんばるぞ!」と思っている受験生は多いかもしれませんが、直前期ほどの熱意や焦りを持って、なおかつ戦略的に取り組んでいる人は現段階ではほとんどいません。だからこそ、この時期にきっちりやることは本当に大きな差につながります。ぜひ素晴らしいスタートダッシュをきってくださいね!!