歯科国試の基本事項
歯科医師国家試験および合格発表の日程
試験日程と試験地
毎年1月の最終週または2月第一週の土日(2日間)
試験地:北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県
正式な試験日については毎年7月に公表されます。
また試験会場は原則として受験票が届くまでわかりません。
合格発表
毎年3月中旬(18日前後)
結果の確認方法は2種類です。
1)インターネットで厚生労働省のHPを確認する
2)厚生労働省や地方厚生局に直接行って確認する
結果がわかったら、早めに研修先にご連絡を入れておきましょう。
また発表から2〜3日後に結果の通知(はがき)が届き、自分の得点を確認することができます。
※新型コロナ感染対策として2)は実施されないこともあります
歯科医師国家試験の出題範囲
試験の出題範囲は「歯科医師国家試験出題基準」に定められています
出題基準は4年に一度、改定されます
☆第111回〜114回の出題基準(H30年版)は厚生労働省のホームページからダウンロードが可能です。
▶平成30年版歯科医師国家試験出題基準について(厚生労働省HP)
出題基準は「ブループリント」「必修の基本事項」をチェック!
ブループリント
「歯科医師国家試験設計表」です。
どの分野がどの程度出題されるのか、対策の計画を立案するためのヒントになります。
☆ブループリントの具体的な説明は「歯科国試対策のキホン」4〜6をご覧ください。
必修の基本的事項
範囲が特につかみにくい必修。ざっとで良いので一度、出題基準を眺めてみましょう。おおよそのイメージがつくと、効率よく勉強に取り組めます。
また歯科医師国家試験に出題される可能性がある検査項目は「主な検査項目の表記」にまとめられています。このうち基準値を覚える必要がある検査項目は「必修の基本事項」の中に「基準値を理解するべき検査項目(基準値を明記しない検査項目)」として掲載されています。
歯科医師国家試験の問題形式
選択形式
Aタイプ:5つの選択肢から「1つ選べ」
X2、X3、X4タイプ:5つの選択肢から「2つ〜4つ選べ」
XXタイプ:5つの選択肢から「すべて選べ」
内容形式
計算問題:計算結果を数字で解答
LAタイプ:6〜10の選択肢から「1つ選べ」
順番問題:手順を正しい順番に解答
合格基準に基づいた分類
必修問題:基本的な事項を問うもの。見た目は一般問題と同じ感じ。
一般問題:一般的な知識を問うもの。写真付きのものも近年増加。
臨床実地問題:各症例についての情報を問題文や写真から読み取り解答するもの。
歯科医師国家試験の合格基準
領域A:総論
領域B:各論1〜2
領域C:各論3〜5
必修問題
上記4つの合格基準をすべてクリアする必要があります。
つまり総合点がどんなに高くても、どこかに凹みがあったらアウト。戦略的にバランス良く対策をすすめることが合格には必須です。
具体的な過去の合格基準(ボーダー等)はこちらをご覧ください。