知識をつなげる:衛生チェックから
Twitterで配信している衛生数値徹底チェックで10/29に配信した問5の正答率は67%でした。
ここで選択肢cとdを選んだ人がいましたが、ちょっとドキドキします。
日本の歯科医師の数って何人でしたっけ?
H30のデータで約10万5千人ですね。
ということは選択肢cは「歯科医師のほぼすべてが一人で歯科診療所に勤務」ということになります。でも口腔外科などで病院勤務の歯科医師もいますし、複数の歯科医師が勤務している歯科診療所もありますよね。
また選択肢dにいたっては「歯科医師の人数以上に歯科診療所がある」ということになり、これもまたありえません。
歯科医師の数をきちんと覚えてないのかな?と問11で出題してみるとやはり!!
正解は選択肢bですが、選択肢cにいってしまった人が多くいました。他職種ならある程度ざっくりでも良いと思うのですが(例えば医師は約30万人とか)、歯科医師については千人単位まで押さえておきたいところ。
日本の歯科医師は10万5千人!!!
しっかりと覚えておきましょう。
さて、歯科医師数を頭にいれたら医療施設に知識につなげておきましょう。
医療施設調査(2019)における医療施設数
病院:8,300施設
歯科診療所:68,500施設
一般診療所:102,616施設
ですので、ここで出てくる数字は3つ。そのうち病院が最も少ないのは当たり前!
あとは「歯科医師数から考えて歯科診療所は約7万施設、一般診療所は約10万施設」まで持っていきましょう。
数字を覚えるのはなかなか大変ですが、一つの数字を覚えれば、そこからいろいろ応用することができます。まずは「歯科医師としては常識」レベルのポイントから押さえて、どんどんつなげていきましょう!