114直前☆病理写真徹底チェック
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/114path-1024x695.png)
病理写真がわかれば外科臨実は確実にとれる!
病理写真が示される外科の臨床実地問題は歯科医師国家試験で毎年約10問出題されます。
つまりは30点分!
領域Cのボーダーは例年130点前後なので、約1/4が「病理画像つき外科臨実」なんです。
さらに病理写真がついている臨床実地問題は全体的に80〜95%の正答率!例年多くの受験生がほぼ完璧に仕上げていることがわかります。
自分がこれまで勉強してきたことを1つずつ確認し、忘れかけているところが無いかしっかりとチェックしてくださいね。
問題解説
問題を解いたらTwitter投稿のリンクから解説にアクセスしてください。自動的に該当問題の解説に移動します。
ご注意ください!
本企画のテーマは「病理写真を判別する力をチェックすること」なので、ヒントになりそうな他の情報(臨床所見やエックス線写真など)はあえて省いています。中には、病理写真のみでは確定診断できないものもありますが、その場合は最も可能性が高い疾患を選んでください。
粘膜疾患:扁平苔癬
問2 正解:b扁平苔癬 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/byori2.001.jpeg)
粘膜疾患で出題頻度1位の扁平苔癬。2年に一度は出題されます。 臨床的な特徴も病理写真も比較的わかりやすいので、万が一にも間違えないようにしましょう。
2020/12/21配信 写真:100D53
粘膜疾患:尋常性天疱瘡
問3 正解:d尋常性天疱瘡 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/byori5.001.jpeg)
粘膜疾患で、扁平苔癬に続いて出題が多い尋常性天疱瘡。診断のみでなく、発症に関連するキーワードも思い出しておきましょう。
※補足:関連する自己抗原はデスモグレイン1と3。粘膜優位型では3が、粘膜皮膚型では1と3が抗原。
2020/12/22配信 写真:108B40
粘膜疾患:白板症
問5 正解:a白板症 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/103d024B-1024x776.jpg)
粘膜疾患で出題頻度第3位の白板症。といっても、尋常性天疱瘡・白板症・類天疱瘡の出題頻度はほぼ同じで、3年に一度は出題されるので、どれもしっかりおさえておきましょう。
角化が亢進→白色病変(白板症、扁平苔癬)をまず疑う!
あとは扁平苔癬に特徴的な「上皮直下の帯状のリンパ球浸潤」がみられるかどうかで診断はつきます。
あわせて、白板症処置の根拠となる「上皮異形成の程度」についても見直しておきましょうね。(今回の写真では中程度以上の上皮異形成がみられます)
2020/12/24配信 写真:103D24
問9 正解:a白板症 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/f241e379841492b1d48219986bf91d24-1024x767.png)
角化が亢進しており
上皮直下の帯状のリンパ球浸潤なし → ×扁平苔癬
上皮内または上皮下の水疱なし → ×尋常性天疱瘡 ×類天疱瘡
ということで、白板症と診断ができます。
2020/12/28配信 写真:109B45
粘膜疾患:類天疱瘡
問10 正解:b 類天疱瘡 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/4862c4258e30a074d98ebd58ba6b840a-1024x744.png)
3年に1度は出題される類天疱瘡。 基底細胞層は破壊されておらず、上皮下水疱がはっきりとわかりますので、診断は容易です。
2020/12/29配信 写真:109D16
粘膜疾患:カンジダ症
問8 正解:cカンジダ症 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/9272258bb522eb285018813bb31f43ea-1024x754.png)
本当は「剥離物のPAS染色塗抹標本」と問題に記さないといけませんが、カンジダ菌糸がいっぱいなので正解できた人は多かったと思います。 これまでの出題頻度は多くはありませんが、高齢者に関連して出題される可能性も十分あるため、チェックしておきましょう。
2020/12/27配信 写真:108D19
腫瘍:扁平上皮癌
問1 正解:b扁平上皮癌 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/101c006C.jpg)
病理写真出題回数、ぶっちぎりNo.1の扁平上皮癌。なんと年平均1.4回も出題されています! 特に今回のように癌真珠がはっきりしている写真では本番でも正答率はほぼ100%になりますので、絶対に間違えないようにしましょう。 正解できている人が大多数だと思いますので詳細な説明は省きますが、間違えた人は以下のリンクを参考にしてがっちり復習をお願いします!!
2020/12/20配信 写真:101C6
問6 正解:c扁平上皮癌 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/95e29f9909c199b7d5d7ce08b2e3c666-1024x767.png)
超定番の扁平上皮癌ですが、しっかり正解できましたか?こういう構図だと「水疱形成だから類天疱瘡!」みたいに飛びついちゃう人がたまにいますから気をつけて! 写真下半分は癌細胞でいっぱいなので、細胞もきちんと見てくださいね。
2020/12/25配信 写真:107D41
問11 正解:c扁平上皮癌 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/4a6dedca523cbc2da7f10438e4691d57-1024x691.png)
異型細胞はすでに上皮化に浸潤しており、癌真珠もみられるため扁平上皮癌と診断できます。
2020/12/30配信 写真:110B47
問28 正解:a扁平上皮癌 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/a82a22909fbadc0478a41a3ad1b10d3f-1-1024x666.jpg)
顎骨内に浸潤した扁平上皮癌。超頻出なので、今一度見直しです!
2021/1/16配信 写真:104D19
腫瘍:エナメル上皮腫
問24 正解:dエナメル上皮腫 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/926aef9883d96326f2188bf76c51bb8c-1024x771.png)
病理写真出題ナンバー2のエナメル上皮腫。ほぼ毎年1回の出題があります。扁平上皮癌と同じく、正答率は100%近くになりますので、死んでも落とさないようにしましょう!
2021/1/12配信 写真:104D43
問32 正解:dエナメル上皮腫 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/101d008C.jpg)
定番なので今一度確認です!
2021/1/20配信 写真:101D8
問37 正解:dエナメル上皮腫 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/8c95395913958c7cc609c813c9965d99-1024x767.jpg)
定番なので今一度確認です!
2021/1/26配信 写真:108B1
腫瘍:歯原性粘液腫
問25 正解:c歯原性粘液腫 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/107b012C-1024x768.jpg)
歯原性粘液腫の病理像は4年に一度程度の出題ですが、唾液腺腫瘍以外の「腫瘍」の中では扁平上皮癌、エナメル上皮腫に続いて第三位!他の人と差をつけるなら狙い目です。
粘液性の細胞間基質が診断のポイントです。
2021/1/13配信 写真:107B12
問35 正解:c歯原性粘液腫 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/adf75dfa846f89ed885419081c28c9f2-1024x775.jpg)
粘液性の細胞間基質から歯原性粘液腫と診断できます。 良性腫瘍ですが、再発しやすいため、治療は辺縁切除や区域切除が適応になることも思い出しておきましょう。
2021/1/23配信 写真:111C71
腫瘍:腺腫様歯原性腫瘍
問29 正解:d腺腫様歯原性腫瘍 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/a32e4ddb052e53ee696317d75924567a-1024x767.jpg)
腺腫様歯原性腫瘍の病理像は過去の出題が少ないですが、一応見直しておきましょう。
2021/1/17配信 写真:105A58
腫瘍:悪性リンパ腫
問13 正解:d悪性リンパ腫 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/83c8f2f8387e3f2d53028e40094c7a4d-1024x766.png)
110、111、112と、このところ急激に出題頻度が上昇した悪性リンパ腫。それ以前はほとんど出題されていないため、平均的には病理像の出題頻度は低い疾患ですが、一応確認しておきましょう。 あちこちに大型の異型リンパ球がみられ、核の形も大きさも不揃いとなっています。
2021/1/1配信 写真:110B52
腫瘍:乳頭腫
問4 正解:a乳頭腫 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/106a049B-1024x782.jpg)
乳頭腫は7年に一度くらいしか出題されませんが、その特徴的な形態から、正答率は100%となります。一応確認しておきましょう。
2020/12/23配信 写真:106A49
腫瘍:線維腫
問7 正解:c線維腫 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/a6fd1300f79b4cf6c453ecfd9726e1f8-1024x768.png)
線維性結合組織でいっぱいなので、診断は容易です。選択肢とした骨腫、線維腫、神経鞘腫、リンパ管腫などは、正常組織がわかれば簡単です。正常組織は「組織」の問題として問われることもあるので、間違えた人はそこも含めて見直しておきましょう。
参考:口腔病理基本画像アトラス 線維腫・義歯性線維腫
2020/12/26配信 写真:108D2
腫瘍:骨形成線維腫
問34 正解:d骨形成線維腫 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/058754d26e3620d598eb051a4bef6037-1024x778.jpg)
骨形成線維腫は7年に一度程度の出題です。線維性結合組織と骨様組織から、鑑別は容易です。
2021/1/22配信 写真:109D36
腫瘍:神経鞘腫
問17 正解:c神経鞘腫 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/a6bd462ad86d0cbf155e36403c778402-1024x769.png)
神経鞘腫の出題頻度は低いですが、一応見直しておきましょう。腫瘍細胞の核が柵のように並ぶ柵状配列(観兵式様配列)が特徴的です。
2021/1/5配信 写真:105D13
唾液腺腫瘍:多形腺腫
問19 正解:a多形腺腫 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/682d9b447a555ba2337cf1003481e439.jpeg)
唾液腺腫瘍の病理像、出題ナンバー1の多形腺腫です。2〜3年に一度は出題されているにも関わらず、受験生の正答率はいまいち。ここは狙い目です!
大きな方針として
- 多形腺腫
- 腺様嚢胞癌
- Warthin腫瘍
この「国試唾液腺腫瘍の御三家」をまずはきっちり診断できるようにしましょう。それが可能になると粘表皮癌の鑑別もかなり容易になります。
多形腺腫の鑑別においては
- 腺腔構造
- 軟骨様構造
- 粘液腫様構造
の3つを探しましょう。3つすべてが毎回みられるわけではありませんが、着眼点が決まっていると迷うことも少なくなります。
2021/1/7配信 写真:105B47
問20 正解:a多形腺腫 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/baf9a71fd449b2da5d3fea623ecfb43b.jpeg)
狙い目なのでしつこくいきます。今回の病理像も多形腺腫の見どころ3つが揃っているため、診断は容易です。
2021/1/8配信 写真:111D86
問23 正解:a多形腺腫 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/100d051B.jpg)
頻出かつ狙い目の多形腺腫。粘表皮癌との鑑別が確実にできるよう、万が一間違えたら、絶対に見直しておきましょう。
1/12追記:Twitter投票みていると、皆さん多形腺腫はばっちり正解できていますね。もしかしたら、腺様嚢胞癌とWarthin腫瘍を見直しておけば、粘表皮癌との鑑別が楽になるのかも。
2021/1/11配信 写真:100D51
唾液腺腫瘍:腺様嚢胞癌
問14 正解:c腺様嚢胞癌 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/100d052B.jpg)
唾液腺腫瘍の病理像で出題数ナンバー2の腺様嚢胞癌。篩状構造(レンコンの穴のような形)が特徴的なため、診断に迷うことは少ないでしょう。腺様嚢胞癌そのものの出題でなくても、唾液腺腫瘍が出題される場合には誤り選択肢の定番となりますので、確実に判定できるようにしておきましょう。
2021/1/2配信 写真:100D52
問18 正解:c腺様嚢胞癌 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/f9a6708980d80c83d24ad91c10aac240-1024x767.png)
篩状構造(レンコンの穴のような形)がみられるため、診断は容易です。
2021/1/6配信 写真:109D19
唾液腺腫瘍:粘表皮癌
問21 正解:b粘表皮癌 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/ae988957a06e791e6c6169fe08e0833a-1.jpeg)
唾液腺腫瘍の病理像、出題ナンバー3の粘表皮癌。とはいえ2位の腺様嚢胞癌とほぼ出題頻度は同じです。 唾液腺腫瘍の中では受験生の正答率が最も低いため、ここができるとかなり有利!狙っていきましょう!
粘表皮癌では「類表皮細胞」「粘液産生細胞」「中間細胞」がみられますが
高分化型では「類表皮細胞」と「粘液産生細胞」
低分化型では「類表皮細胞」と「中間細胞」
が主体となります。
ただ、構造ではなく細胞を診る必要があるのが、粘表皮癌の難しいところ。すでに対策している人は別として、そうでなければ消去法でいくことをおすすめします。
まずは唾液腺腫瘍の御三家、多形腺腫、腺様嚢胞癌、Warthin腫瘍の診断を最優先しましょう。それらが除外されれば、粘表皮癌の可能性が非常に高いです。
2021/1/9配信 写真:107D49
唾液腺腫瘍:粘表皮癌
問22 正解:b粘表皮癌 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/c421e3d6aaa4fd8e45471365bbfeccb9-1024x771.png)
前問に引き続き粘表皮癌。 今回の病理像では類表皮細胞と粘液産生細胞がみられます。 細胞の見分け方に自信がない場合は、問21で触れたように消去法でいきましょう。病理像として迷うとしたら多形腺腫だと思いますので、臨床症状をみて悪性度が高ければ粘表皮癌と考えましょう。
2021/1/10配信 写真:110D30
唾液腺腫瘍:Warthin腫瘍
問15 正解:d Warthin腫瘍 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/7db7dca4d91a3ad15f82a4571a8f66b7.jpeg)
唾液腺腫瘍の病理像では出題頻度の低いWarthin腫瘍ですが、誤り選択肢として出題されたときには鑑別が重要となります。 特徴的な病理像を示すため、一度覚えてしまえば鑑別は容易です。間違えた場合はしっかりと見直してくださいね。
2021/1/3配信 写真:112C77
嚢胞:歯原性角化嚢胞
問26 正解:d歯原性角化嚢胞 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/103b050C-1024x765.jpg)
歯原性角化嚢胞は嚢胞の中で出題数ナンバー1!おおよそ2年に一度出題されています。 構造はシンプルで嚢胞壁上皮に角化がみられます。 基底細胞母斑症候群についても一緒に見直しておきましょう。
2021/1/14配信 写真:103B50
問36 正解:d歯原性角化嚢胞 超定番
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/105b013C.jpg)
超定番!!嚢胞腔の角化物や上皮の角化から歯原性角化嚢胞と診断できます。
問33で含歯性嚢胞を歯原性角化嚢胞と間違えてしまった人が多かったようなので、正解選択肢であっても誤り選択肢であっても、100%判定できるように見比べておきましょう!!
2021/1/24配信 写真:105B13
嚢胞:石灰化歯原性嚢胞
問27 正解:d石灰化歯原性嚢胞 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/100d041D.jpg)
石灰化歯原性嚢胞の出題は4年に一度程度ですが、嚢胞の中では第二位となっています。忘れたころに出題されるので確認しておきましょう。 嚢胞壁の上皮内に存在する幻影細胞(ゴーストセル)がポイントです。
2021/1/15配信 写真:100D41
問37 正解:d石灰化歯原性嚢胞 狙い目
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/101d050C.jpg)
狙い目なのでもう一度確認。上皮内のゴーストセルが目印です!
2021/1/25配信 写真:101D50
嚢胞:歯根嚢胞
問31 正解:a歯根嚢胞 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/daaf3fe143fc89a0e20c614050526f34-1024x760.jpg)
歯根嚢胞の病理像は7年に一度程度の出題です。上皮層の乱れや炎症細胞に着目しましょう。
2021/1/19配信 写真:107B2
嚢胞:含歯性嚢胞
問33 正解:c含歯性嚢胞 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/103d015D-1024x773.jpg)
含歯性嚢胞の病理像は意外に低く、7年に一度程度の出題です。ただし「数層の薄い裏装上皮」「角化や炎症傾向はほぼナシ」というわかりやすい構造ですので、消去法で誤り選択肢を判断するために見直しておきましょう。
1/22追記:Twitterのアンケートをみると解答がわれていますが
炎症性細胞はなし→歯根嚢胞や歯周嚢胞は除外
角化傾向はなし→歯原性角化嚢胞は除外
となりますので、注意しましょう!
2021/1/21配信 写真:103D15
嚢胞:鰓嚢胞
問16 正解:b鰓嚢胞 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/4541f98580f4a0af6eb74ee4acf28c2f-1024x683.png)
鰓嚢胞(リンパ上皮性嚢胞、側頸嚢胞)の病理像は5年に一度程度の出題ですが、軟組織に発生する嚢胞の中では出題頻度ナンバー1です。 上皮下のリンパ濾胞が特徴的ですので、類皮嚢胞や類表皮嚢胞と見比べておきましょう。
2021/1/4配信 写真:100D39
嚢胞:類皮嚢胞
問12 正解:b類皮嚢胞 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2020/12/36b2c86b740eaa0ee66b00950d827702.jpeg)
ごくごくたまにしか出題されない類皮嚢胞ですが、病理写真がわかりやすいため、出題されるとほぼ100%の正答率となります。念のため、見直しておきましょう。
2020/12/31配信 写真:108B5
嚢胞:粘液嚢胞
問40 正解:b粘液嚢胞 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/112c065B.jpg)
粘液嚢胞の病理像は7年に一度程度の出題です。上皮直下に粘液の貯留がみられます。
2021/1/28配信 写真:112C65
嚢胞:鼻歯槽嚢胞
問39 正解:d鼻歯槽嚢胞 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/103d041C.jpg)
鼻歯槽嚢胞の病理像は10年に一度くらいの出題頻度ですが、「多列線毛上皮で裏装」という所見はとてもわかりやすいため、一応見直しておきましょう。
2021/1/27配信 写真:103D41
線維骨性病変:線維性異形成症
問30 正解:c線維性異形成症 一応
![](https://dentalorange.jp/wp-content/uploads/2021/01/106b15D-1024x661.jpg)
線維性異形成症の病理像は5年に一度程度の出題です。一応見直しておきましょう。
あわせて、MaCune-Albright症候群の症状についても確認です!
2021/1/18配信 写真:106B15