第108回歯科医師国家試験合格発表について

合格率

前回とおおよそ変わらず厳しい数字に

 出願者数受験者数合格者数合格率
新卒者 25251995145773.0% 
既卒者 11701143 54647.8%
全 体 36953138200363.8% 
※既卒者データについては公表されていないため、弊社で算出

全体の合格率は63.8% (参考107回:63.3%)→0.5%アップ
新卒者の合格率は73.0% (参考107回:73.3%)→0.3%ダウン
合格者数は2003人 (参考107回:2025人)→22人減少
不合格者数は1135人 (参考107回:1175人)→40人減少

合格基準

107回歯科医師国家試験と同一の6つの基準。3領域のボーダーすべてが6割台だが、めずらしくC領域ボーダーが上昇。

第108回歯科医師国家試験の合格基準

一般問題(必修問題を含む)を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、
(1)領域A(総論)68点以上/109点
(2)領域B(各論 I ・各論II・各論III)127点以上/185点
(3)領域C(各論IV・各論V・各論Ⅵ)139点以上/205点
(4)必修問題 55点以上/68点
但し、必修問題の一部を採点から除外された受験生にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。
(5)必要最低点 0領域以下
(6)禁忌肢問題選択数 2問以下
とする。

<過去の合格基準との比較>
(1)領域A:68点以上/109点(62.4%)
107回 67点以上/106点(63.2%)
106回 66点以上/127点(52.0%) 
105回 82点以上/124点(66.1%)
104回 75点以上/130点(57.7%)
※104〜106回の領域A:総論・各論Ⅰ→107回の領域A:総論のみ

(2)領域B:127点以上/185点(68.6%)
107回 125点以上/185点(67.6%)
106回 129点以上/175点(73.7%)
105回 130点以上/176点(73.9%)
104回 104点以上/171点(60.8%)
※104〜106回の領域B:各論Ⅱ・各論Ⅲ→107回の領域B:各論Ⅰ・各論Ⅱ・各論Ⅲ

(3)領域C:139点以上/205点(67.8%)
107回 125点以上/205点(61.0%)
106回 119点以上/199点(59.8%)
105回 128点以上/200点(64.0%)
104回 101点以上/195点(51.8%)
※104〜106回の領域C:各論Ⅳ・各論Ⅴ→107回の領域C:各論Ⅳ・各論Ⅴ・各論Ⅵ

(6)禁忌肢問題選択数:2問以下
107回 2問以下
106回 2問以下  
105回 2問以下
104回 2問以下

採点除外等

全9問で107回歯科医師国家試験より9問減少。必修除外は3問で107回の10問に比べて大幅に減少

第108回歯科医師国家試験における採点除外等の取扱いをした問題

A問題  問15 問23 問73 問110 問113
B問題  問11
C問題  問22 問43 問106

<除外理由別の一覧>
・必修として不適切→不正解者は除外:A23
・設問が不十分・不明瞭→採点対象から除外:A15、A113、C22
・選択肢が不明確・不適切→採点対象から除外:B11、C106
・適切だが難しすぎる→採点対象から除外:C43
・複数正解:A73、A110