第107回歯科医師国家試験合格発表について

合格率

直近5年に比べて、大幅にダウン

 出願者数受験者数合格者数合格率
新卒者 26562241164273.3% 
既卒者 988959 38340.0%
全 体 36443200202563.3% 
※既卒者データについては公表されていないため、弊社で算出

全体の合格率は63.3% (参考106回:71.2%)→約8%ダウン
新卒者の合格率は73.3% (参考106回:80.4%)→約7%ダウン
合格者数は2025人 (参考106回:2366人)→約340人減少
不合格者数は1175人 (参考106回:955人)→約220人増加

合格基準

106回歯科医師国家試験と同一の5つの基準に「必要最低点」が追加。B領域ボーダーがやや高いものの、3領域すべてが6割台に。

第107回歯科医師国家試験の合格基準

一般問題(必修問題を含む)を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、
(1)領域A(総論)67点以上/106点
(2)領域B(各論 I ・各論II・各論III)125点以上/185点
(3)領域C(各論IV・各論V・各論Ⅵ)125点以上/205点
(4)必修問題 55点以上/68点
但し、必修問題の一部を採点から除外された受験生にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。
(5)必要最低点 0グループ以下
(6)禁忌肢問題選択数  2問以下
とする。

<過去の合格基準との比較>
(1)領域A:67点以上/106点(63.2%)
106回 66点以上/127点(52.0%) 
105回 82点以上/124点(66.1%)
104回 75点以上/130点(57.7%)
※104〜106回の領域A:総論・各論Ⅰ→107回の領域A:総論のみ

(2)領域B:125点以上/185点(67.6%)
106回 129点以上/175点(73.7%)
105回 130点以上/176点(73.9%)
104回 104点以上/171点(60.8%)
※104〜106回の領域B:各論Ⅱ・各論Ⅲ→107回の領域B:各論Ⅰ・各論Ⅱ・各論Ⅲ

(3)領域C:125点以上/205点(61.0.%)
106回 119点以上/199点(59.8%)
105回 128点以上/200点(64.0%)
104回 101点以上/195点(51.8%)
※104〜106回の領域C:各論Ⅳ・各論Ⅴ→107回の領域C:各論Ⅳ・各論Ⅴ・各論Ⅵ

(6)禁忌肢問題選択数:2問以下
105回 2問以下  
105回 2問以下
104回 2問以下

採点除外等

全18問で106回歯科医師国家試験より8問増加。必修除外は10問で106回の3問に比べて大幅に増加

第107回歯科医師国家試験における採点除外等の取扱いをした問題

A問題  問9 問11 問21 問37 問99 問115
B問題  問29
C問題  問3 問7 問9 問10 問25 問32 問34 問41 問44 問60 問77

<除外理由別の一覧>
・必修として不適切→不正解者は除外:A9、A21、C3、C7、C9、C10、C25、C32
・設問が不十分・不明瞭→採点対象から除外:A11、B29、C77
・適切だが難しすぎる→採点対象から除外:A99、A115、C41、C44、C60
・選択肢が不適切→採点対象から除外:C34
・複数正解:A37