第106回歯科医師国家試験合格発表について

合格率

105回歯科医師国家試験とほぼ変わらず

 出願者数受験者数合格者数合格率
新卒者 27862373190780.4% 
既卒者 978948 45948.4%
全 体 37643321236671.2% 
※既卒者データについては公表されていないため、弊社で算出

全体の合格率は71.2% (参考105回:71.1%)→ほぼ変わらず
新卒者の合格率は80.4% (参考105回:81.4%)→ほぼ変わらず
合格者数は2366人 (参考105回:2264人)→102人増加
不合格者数は955人 (参考105回:962人)→ほぼ変わらず

合格基準

105回歯科医師国家試験と同一の5つの基準。A領域・C領域ボーダーは6割を切る一方で、B領域ボーダーは約74%と高くなる。

第106回歯科医師国家試験の合格基準

一般問題(必修問題を含む)を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、次の(1)〜(5)の全てを満たした者を合格とする。 
(1)領域A(総論・各論 I )66点以上/127点
(2)領域B(各論II・各論III)129点以上/175点
(3)領域C(各論IV・各論V)119点以上/199点
(4)必修問題 56点以上/70点
但し、必修問題の一部を採点から除外された受験生にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。
(5) 禁忌肢問題選択数 2問以下

<105回との比較>
(1)領域A 66点以上/127点(52.0%)
105回 領域A 82点以上/124点(66.1%)
(2)領域B 129点以上/175点(73.7%)
105回 領域B 130点以上/176点(73.9%)
(3)領域C 119点以上/199点(59.8%)
105回 領域C 128点以上/200点(64.0%)
(5)禁忌肢問題選択数 2問以下
105回 禁忌肢問題選択数:2問以下

採点除外等

全10問で105回歯科医師国家試験より3問増加。必修除外は3問で105回の0問に比べて増加

第106回歯科医師国家試験における採点除外等の取扱いをした問題

A問題  問11 問18 問73 問77 問116
C問題  問31 問109
D問題  問23 問27 問51
 
<除外理由別の一覧>
・必修として不適切→不正解者は除外:A11、A18、C31
・設問が不適切→採点対象から除外:A73、A77、A116
・適切だが難しすぎる→採点対象から除外:C109
・複数正解:D23、D27、D51