第105回歯科医師国家試験合格発表について

合格率

104回歯科医師国家試験とほぼ変わらず

 出願者数受験者数合格者数合格率
新卒者 27862311188281.4% 
既卒者 10391015 48047.3%
全 体 38253326236271.1% 
※既卒者データについては公表されていないため、弊社で算出


全体の合格率は71.1%(参考104回:71.0%)→ほぼ変わらず
新卒者の合格率は81.4%(参考104回:81.8%)→ほぼ変わらず
合格者数は2262人(参考104回:2400人)→136人減少
不合格者数は962人(参考104回:978人)→16人減少

合格基準

104回歯科医師国家試験と同一の5つの基準。問題が簡単だったため、全領域のボーダーは大幅にアップ。安心していたB領域で不合格となり、落胆した受験生が多数。

第105回歯科医師国家試験の合格基準

一般問題(必修問題を含む)を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、
次の(1)〜(5)の全てを満たした者を合格とする。
(1)  領域A(総論・各論 I ) 82点以上/124点
(2)  領域B(各論II・各論III)130点以上/176点
(3)  領域C(各論IV・各論V)128点以上/200点
(4)  必修問題 56点以上/70点
但し、必修問題の一部を採点から除外された受験生にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。
(5) 禁忌肢問題選択数 2問以下 

<第104回との比較>
(1)領域A 82点以上/124点(66.1%) 
104回 領域A:75点以上/130点(57.7%)
(2)領域B 130点以上/176点(73.9%) 
104回 領域B:104点以上/171点(60.8%)
(3)領域C 128点以上/200点(64.0%)
104回 領域C:101点以上/195点(51.8%)
(5)禁忌肢問題選択数 2問以下  
104回 禁忌肢問題選択数:2問以下

採点除外等

全7問で104回歯科医師国家試験より7問減少、臨床実地問題(B問題、D問題)では0!必修除外は0問で104回の6問に比べて激減

第105回歯科医師国家試験における採点除外等の取扱いをした問題

A問題  問69 問76 問85 問125
C問題  問55 問65 問90
 
※除外理由別の一覧
・設問が不適切→採点対象から除外:A69、A76、A85、C90
・複数正解:A125、C55
・設問の状況設定不十分→採点対象から除外:C65